投資競馬 必勝法

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騎手と馬で重視すべきなのは?

競馬において、ジョッキーと競走馬、どちらが重要なのか。

先に結論を書く。競走馬になる。

乗馬が誕生した初期の時代であったなら、騎手の騎乗技術こそが重要視されていたかも知れない。スキルがあれば、どのような馬でも等しく乗りこなせる。そんな時代もあったのだろう。しかし、現代では馬も如何に早く走れるかに特化して改良に改良を加えられ洗練されており、乗馬が誕生した時代とは、同じ馬とは呼べない域に至っている。現代の競馬では、騎手よりも馬の差が勝敗に如実に直結しているだろう。

馬に乗る技術そのものは、数をこなすと大差が生まれない。しかしそれでも名ジョッキーと呼ばれる存在はいる。現代の騎手は、主に二通りの性質に分けられる。

馬の能力を最大化に近づけるタイプと、自分の能力を馬に上乗せするタイプ。

まず前者、馬の能力最大化タイプを説明しよう。
馬の持ち味を最大限に引き出すタイプであり、騎手自身は裏方に回るタイプだ。どのような馬でもその特性を理解し、馬によって騎乗スタイルを変えていける変幻自在のジョッキーになる。馬の機嫌を損ねずに、ミスを抑え、馬の力の最大限発揮を施行する騎手が該当する。武豊がこのタイプになるだろう。

続いて後者、騎手の能力を馬に上乗せするタイプ
こちらはジョッキーの騎乗スキルが馬本来の能力に上乗せされるタイプで、馬の持ち味をマックスまで引き出していなくてもジョッキー次第では勝利をもぎ取れる。ただし、忘れてならないのは騎手と馬、重視するのは馬であるという点。幾ら騎乗スキルがずば抜けているジョッキーでも、ハルウララに乗って勝てるようなものではない。

この2タイプなら、名騎手が多いのは前者だ。しかし、例え武豊でもハルウララに騎乗した際は負けている。騎手よりも馬の性能差が重要というが再確認出来るだろう。

近年、日本の芝の主力となっていたのはサンデーサイレンスの血統である。世代はくだり、その圧倒的狂気の血統は薄れつつあるが、サンデーの存在を考えれば、騎手よりも馬を重視すべきという論旨にも理解していただけると思う。騎手は裏方に過ぎない。馬の能力を損なわずに最大限引き出せる騎手は貴重だ。

騎手自身が人気を博す要素も競馬にはある。ブログを書いていたり、インタビュー記事が大々的に報じられたり。だが、ミーハー的な競馬ファンではなく、本気で馬券で生活するのを考えているのなら、騎手には入れ込まず、馬を重視するのを忘れないようにするのがいいだろう。