投資競馬 必勝法

回収率を向上させる投資競馬の理論と実践

単勝よりも三連複で儲けるほうが簡単な理由

競馬新聞を見た時、どこから注目するだろうか。多くの人が、馬柱の予想印の欄ではないだろうか。
その印の付き方で馬の人気を計測する事が可能だ。

中でも気になるのは単勝一番人気の馬だ。

本命党は当然、穴党にしても一番人気の成績は回収率に直接影響を及ぼす。

単勝一番人気の強さについて分析しておこう。
統計によると、単勝一番人気の勝率は34%前後であり、3レースに1回は一番人気が勝利する確率になる。
同じ一番人気であっても、オッズは異なる。
1倍台の馬もいるし、4倍以上になる場合もある。

勝率はこのオッズに影響を及ぼしており、4倍以上になると流石に34%ではない。
なので、一番人気でかつオッズが高い時のみを狙っていけば回収率が100%超過になるという話にはならない。

誤まった攻略法として、
「一番人気がn回負けてから一番人気に賭ければ勝つ確率は上がる」
というものがある。結果から見る総計では34%だが、レース毎に因果関係があるわけではないので、n回負けようと次のレースの勝敗確率は変動していない。

オッズの低い一番人気が負け続けるのと、オッズの高い一番人気が負け続けるのと同じ扱いには出来ない。
一番人気に乗るというところから初心者はスタートしても問題ないが、
オッズの違いで一番人気の強さは変わるというのは覚えておいたほうがいいだろう。

そして、今のは単勝馬券を対象にしての考察であったが、
連対率や複勝率になると、当然一番人気のオッズが高くても入賞する確率は上がる。
三連複だと、オッズが3.7倍以上でも3着内に入る確率は53%である。

勝率50%をラインに考えると、
単勝率:1.4倍
連対率:2.4倍
複勝率:3.7倍
これが一番人気のオッズのラインである。

つまり、3連複ならオッズの高い(3.7倍)一番人気も有効だが、単勝なら1.4倍というガチガチのオッズでギリギリとなる。
単勝はいっそ切ってしまったほうが儲けやすいという意味が分かっていただけただろうか。

オッズが配当に繋がる。
単勝で安全に勝つにはオッズ低めの馬を狙う事になり、必然配当も低くなる。
一方で三連複ならオッズが高めでも安全に勝利を狙える。

回収率を安全に高める方法の一つとして留意しておくのがいいだろう。